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そのうちって書いてた 「続き」。 
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そのうちって、書いていた「ルキア@六番隊」の続きというか、蛇足です。
(ホント、我ながら呆れるほど、フザケたタイトルだったな~・・・・orz
 サイトに入れ替えの時に変えます・・・、たぶん。)



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口付けられた後、恥ずかしくて仕方ないのでルキアはいつも顔を恋次の
胸元に隠す。

耳元に響く恋次の早い鼓動を聞いて、少し安心しながら、いつもの自分に戻れるまではそのまましばらくじっとしている。
普段、気の短い恋次もこの時だけは急かしたりせずに 両腕でしっかり抱いて、ゆっくりと髪をなでつけて、私が落ち着くまで付き合ってくれるーー
どうしていいかわからない、感情が翻弄されるような口付けの時より、胸の中で過ごすこの時間にとても幸せを感じていたーー至福の時間


やっと落ち着いたのでゆっくりと温かな胸から離れようとして、ふと目の前の黒い死覇装の併せに見覚えのあるピンクの耳を見つけて、ひょいと指先でつまんで引っ張り出してみれば・・・その懐から出て来たのは穴だらけでボロボロに切り裂かれたチャッピー柄の手ぬぐいだった!!



それは今日、昼食を一緒に食べた時のこと。
ルキアがうっかりうどんのつゆを袴にこぼしてしまい、恋次が自分の手ぬぐいで素早く拭いてくれた。
そのため、汚れて使い物にならなくなった手ぬぐいの代わりにルキアが貸したモノだった。
ルキアのお気に入りーーチャッピーの絵柄が大きく入った手ぬぐい

「こ、これはいったいどういう事だ?!」

どうしてって想いと よくもこんなに破ってくれたという怒りで手ぬぐいを持つ手がわなわなと震えた・・・・・。

「は? てめ、さっきのヤツラに聞いたんじゃなかったのかよ?!」

そんなルキアに心底驚いたように恋次が反応した。

「あいつらを真剣で相手するのに、懐に入れておいて、万が一にも傷つけちゃぁ、マズイと思って修練所の棚に置いておいたんだよ。
 そしたら、あの馬鹿どもが・・・・・」

懸命に説明する恋次の話を聞きながら、

あの心ない新人たちが何をやったのかーー、
なぜ、恋次が手ぬぐいをそんなところに置いたのか、
なぜ、恋次がスゴイ剣幕で怒ったのか、
なぜ、自分はアヤツらを許すように助言したのか
なぜ、自分はもっとアヤツらから話をよく聞かなかったのだろう・・・・

今さら誰に対しても、怒る事も咎める事も責める事もできないーー
いろんな想いや考えがぐるぐるしてどうしていいのかわからなかった。
ただ目の前の無残なチャッピーの姿が可哀想で目頭が自然に熱くなった。

「っば、てめ、手ぬぐいでそんな・・・・
 なにも泣くこたぁ・・・・」

きっと顔を真っ赤にして、いつもみたいにすごく怒るだろうと、鉄拳を食らう
覚悟をしていた恋次は予想外に泣きそうになったルキアに慌て、しどろもどろにーー


「阿散井副隊長、こんなところで何をしているんですか?
 弐班の連中が必死に探してました。」

突然、恋次の背後からかけられた声に、ルキアと恋次は飛びあがらんばかりに驚いた。
すっかり二人の世界にいたが、ここは六番隊の隊舎内だったーー

うす暗い廊下の壁に背を丸めて、頭を壁についている大柄の副隊長からは慌てて上ずった返事。

「ーーわりぃ、すぐ行くと伝えといてくれ!!」
「はい、わかりました。」

素直にぱたぱたと廊下を戻っていく足音に二人はそっと安堵のため息を吐く。
だが、すぐに足音は止まり、心配そうな声が響いた。

「副隊長、大丈夫ですか?」
「おう、もちろん大丈夫に決まっているだろうが!!」
「・・・・そうですか・・・・。
 では、伝えてきます。」

少し怪訝さを含んではいたが、足早に立ち去る足音に二人はまた安堵のため息を吐いた。

「ルキア、悪かったって。
 今度、ちゃんと買って返ーー」
「よい、恋次。 気にするな。
 貴様はなにも悪くないーー私こそ、つい感情的になって悪かった。
 私はもう大丈夫だから、お前はさっさと行け!」

そんな健気なセリフを言う、少し目元の赤い、いつも以上に潤んだ瞳で自分を見上げるルキアに堪らなく胸がざわついた。
目元に口づけを落として涙を拭った。
もう一度、しっかり抱きしめてから、さらりと手放した。
小さな抱き心地にのいい身体が名残惜しくて堪らないーー
だが、これ以上長居をすれば、きっと蹴られるに違いない事もわかっていた。





男ばかりの修練所の棚にあまりに不似合いなチャッピーの手ぬぐい。
持ち主が副隊長だっただけでも噂の話題性としては充分だった。
だが、その後日談はもっと六番隊の隊士達を騒然とさせた。
その手ぬぐいを破り裂いた犯人達を許した後、暗い廊下の壁に向かい一人、副隊長ががっくりと肩を落として、背中を丸め、壁に頭をつけて落ち込んでいたという話ーー
男性隊士はその意外性をとても面白がり、女性隊士はその対極を嫌うか、逆にファンになった。

そして、六番隊の東の廊下の最奥の壁は『嘆きの壁』という名前がついて名所となった。


当の阿散井副隊長は この噂を心底否定したかったが、その場にルキアが居たという真相をバラす訳にもいかず、苦笑するしかなかった。
チャッピーの手ぬぐい絡みってだけで、朽木隊長からの視線はとても冷たく厳しかったから、余計な事は一言も言えなかった・・・・・llllorz

ーーちきしょっ、なんでこうなるんだっ?!

心の奥底で叫んだとか・・・・・。





<自業自得です・・・・


そんなそんな蛇足劇場でした。 


こんなところまでお付き合いくださり、どうもありがとうございました。


月城はるか





THEME | GENRE アニメ・コミック |
HP:緋狼白雪/更新 | TB : 0 | CM : 0 -

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こんな人!?

月城はるか

Author:月城はるか
たぶん ♀
(たまに人称がオレ!)
基本キャラは 楽天家、単純、大雑把
「乙女」と「おっさん」が混在してます
社内評価は「天然」
<いや、絶対に違うから!

アニメファン、漫画と本が大好き
「BLEACH」「銀魂」「秘密」「彼方から」「Monster」「家庭教師ヒットマンREBORN!」「鋼錬」「チェーザレ」「竜の末裔」「ヨルムンガンド」「新暗行御史」「彩雲国物語」「十二国記」「最遊記」「のだめ」「君のいない楽園」「麒麟館グラフィティ」「死がふたりを分かつまで」ETC 塩野七生・今市子・道原かつみ・パトリシア・コーンウェルは全ての本  
  
HP緋狼白雪でBLEACHのイラスト・お話展開中。 
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